nea Guitar School

個人レッスン、自由予約制。大阪にあるギタースクールです。

Blues Standard 20


West Side SoulWest Side Soul

Magic Sam


Bluesのスタンダードについてあれこれと書こうと思ったのだけれど、実のところブルース専門のセッションに行った事って数回しかない。そもそも僕はブルース、詳しくないし(もっとも他のジャンルにしたってさほど詳しいわけじゃない)、だからとりあえず20曲だけ挙げておきます。でも、僕がセッションするのが一番楽しいと感じるのもBlues。Bluesはいろんないらないものを全て排除してくれる(と僕は感じる)。もし知らない人と話すときに共通の単語が5コしかなかったとしたら・・例えばさ、「Yeah」「Good」「Music」「You」「Me」って言葉しか知らなかったとしたら、逆にとても深くコミュニケートできると思うんだ。それってとても不便だけど、減る事によって一つ一つの単語が無限の多様性を帯びる。ほら、セックスの時だってさ、女の子といちいちベラベラ喋らないじゃん? その子の名前を呼ぶだけで、それがいろんな意味に変化したりする。下世話な例えだけどもブルースのペンタの効用ってつまりはそういうことだと思います。

上のはMagic Sam。いきなりロバジョンよりもこういった辺りの方が入りやすいと思う。レイヴォーンも入りやすいと思う。

1.Sweet Home Chicago
2.Crossroad
3.Hoochie Coochie Man
4.Route66
5.Stormy Monday
6.I Got My Mojo Working
7.Rollin' And Tumblin'
8.Ain't Nobody's Business If I Do(〜If We DoとかWhat We Doと言う人も)
9.Have You Ever Loved A Woman
10.Rock Me Baby
11.Thrill Is Gone
12.Sweet Little Angel
13.All Your Love
14.Hide Away
15.Everyday I Have The Blues
16.Born Under A Bad Sign
17.Before You Accuse Me
18.Nobody Knows You When You're Down and Out
19.Red House
20.Further On Up The Road

「Sweet Home Chicago」「Route66」は他ジャンルでも定番。「Further On Up The Road」とか「Nobody Knows You〜」なんかはクラプトンが良くやってる。クラプトンはたいがいの定番ナンバーをカバーしているから、そういった伝道師的な意味でも、やっぱり偉大なギタリストだなと思う。ジョンリーフッカーの「Boom Boom」とかマディの「Manish Boy」のようなワンコードものは曲としては有名だけどもセッションではあまりやらないと思う。(でもたまにやるのかな?)「Red House」はジミヘンだけどブルースの定番曲と言ってもいいハズ。ストーンズ好きの人がいれば「Little Red Rooster」Zep好きの人がいれば「I Can't Quit You Baby」なんか演ろうって事になるかも知れない。どちらもWillie Dixonの曲。Dixonといえば「Hoochie Coochie Man」の作者だけど、そういえば「フーチークーチー麺」というラーメン屋さんが昔近所にあった笑。 他に「Tore Down」「Walkin' Blues」「Rambling On My Mind」「Worried Life Blues」なんてあたりも有名だと思う。「San Francisco Bay Blues」はジャニスもクラプトンもやってて僕も結構好きな曲なのだけど、定番なのかな? よく分からない。

「Hoochie Coochie〜」は16小節、「All Your Love」は途中でテンポが変わる、「Ain't Nobody's Business」や「Worried Life Blues」なんかは8小節ブルース、「Born Under A Bad Sign」は5小節目でIVに行かない、歌の始めが2段目から始まる、とかは知っておくと良いかも。基本的に3コードだから曲を知らなくってもその場で対処もできるんだけど、やっぱり「Hoochie Coochie Man」の例のキメとか、「All Your Love」のあの情けない?アルペジオとか、ああいったお決まりフレーズは知っておくと「おお、それそれ」ってな感じで吉本新喜劇的に盛り上がる笑。「Stormy Monday」は「ストマン進行」っていう有名な進行でやる、とよく言われてるんだけど、実はT-BoneもBuddy Guyも、アルバート&フレディKingも、みんなわりと普通の3コードでやってるんだよね。しかも巷でよく載っているストマンのコード譜なんかも、Allman Brothersのものとも少し違う(たいてい10小節目が間違ってる)。「Thrill Is Gone」「All Your Love」の前半、はどちらもマイナーブルース進行だけど前者はbVIからV7、後者はVmからIVmと下がってくるパターン。

演奏について
ジャズとちょっと違うのは、歌(テーマ)のサイズに関わらずソロになると普通の12小節になる事が多いこと。ジャズやファンク系と違ってドラムやベースのソロもあまり無い。ギター2本で掛け合いをやったりするのもブルースならでは(ジャズでもやらないこともないけれど)。慣れないうちはまずイントロとエンディングをしっかりと出せるようにしよう。ピアノがいても、ジャズよりアンサンブルはさほど気にしなくてもいい。ブルースはコードがシンプルだから、あまり音がぶつかる、といった心配がない。どちらかといえばギターがサウンドの主軸を作って、空いたスペースにピアノが入る、といった感じだから、ジャズと逆だよね。とにかくブルースはギターが王様?だから、けっこうガンガン弾いても大丈夫。

その他の曲
ジミヘンとかクラプトンの曲、例えばLittle Wingなんかはブルースセッションでも演奏する可能性が高い。Bob MarleyとかDylan、The Band、Beatlesなんかもあるかも知れない。「Johnny B Good」とか「Hound Dog」などのR&Rナンバーはブルース進行だし、ブルースセッションでも取り上げられる機会は多いと思う。フレディキングなんか好きな人がいるとソウル系とかも入ってくる。ポールバタフィールドなんかは「Mystery Train」とかやってるから、ロカビリー系もありなのかも知れない。

基本的に、なんだろなぁ。思うんだけど、ジャズのセッションは「勉強」「腕試し」的な意味合いが強いんだけど、ブルースのセッションは「まず、飲んで楽しもう」ってスタンスのトコが多い気がする。僕の数少ないブルースセッション経験のうちの一回は福生のキャンプ近くのお店で、中に入ったら米軍のデカイ黒人がどわーっといて、みんなタバコじゃないアレを吸ってて、Sweet Home Chicagoを1時間くらい大合唱してるの。まだガキだったし、あれはまじ怖かった笑。 ともかく大阪はブルースの街らしいから、僕もそのうちどこかへ行ってこようと思う。(でもさ、大阪に来て1年くらいになるけど、特にブルースが盛ん、って気はしないんだけどな。どうなのかな?)
  1. 2008/06/05(木) 01:52:32|
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